皆さん、こんにちは。
私はお茶愛好家のアンディです。
茶樹にはさまざまな品種がありますが、
「ウーロン茶」を作るのに適した茶樹は、
特定の条件を備えている必要があります。
その中でも「クチクラ層の厚さ」と
「柵状組織の層数」が重要なポイントです。
緑茶や紅茶とは異なり、
「攪拌」はウーロン茶を作る際の特有の工程です。
「攪拌」は茶葉に物理的なダメージを与えるため、
十分に厚い「クチクラ層」が茶葉の防御力を高めます。
「クチクラ層」は葉の最外層の保護膜で、
水を弾く滑らかな層です。
通常、小葉種の茶樹は大葉種に比べて「クチクラ層」が厚いです。
研究によると、
小葉種の葉の厚さは最大4.53マイクロメートルに達し、
大葉種の葉は最も薄くて1.13マイクロメートルです。
1マイクロメートルは1メートルの百万分の一です。
もし小葉種と大葉種の茶葉に触れる機会があれば、
小葉種の葉がより厚く、
弾力があることに気づくでしょう。
さらに、
小葉種と大葉種の茶樹は葉の大きさ以外にも、
葉の解剖学的な観察から「柵状組織の層数」に違いがあり、
小葉種の葉は二層から三層の柵状組織を持ち、
大葉種の葉は一層だけです。
小葉種の茶葉は大葉種よりも茶ポリフェノールの含有量が少ないため、
小葉種の茶樹はウーロン茶の製造に適しています。
「柵状組織」と「海綿状組織」に含まれる化学物質については、
まだ解明されていません。
新たな発見があれば、また皆さんにお知らせします。
今日はこれで終わります。
皆さんのお役に立てれば幸いです。
ありがとうございました。
出典:『吳振鐸茶学研究論文選集』
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