皆さん、こんにちは。
茶愛好家のAndyです。
お茶は最高の贈り物であり、
「豪華」な贈り物をどうやって渡すかが、購入の重要なポイントとなります。
そのため、豪華な「茶ギフトボックス」が次々と登場しました。
エンボス加工、金箔押し、美術紙、レーザー紙、ラミネート、多種の印刷技術を駆使した外箱、
さらにはピアノ塗装の木箱、ディスプレイ、スピーカー、レーザー彫刻が組み込まれています。
外側には真鍮のバックルや鋳造された龍の飾り、タッセルの装飾を付け、豪華な説明書が付属。
最後にホログラム防偽ラベルで封をします。
6g(体積約10ml)のお茶に、16,000mlの包装が使われるという極端な例もあります。
この包装比は1,600倍もあり、「豪華」な茶ギフトボックスとして表現されています。
かつてはこのようなケースが頻繁に見られました。
今では、茶ギフトを頻繁に受け取る人は、包装を開けた後のお茶の少なさに驚くことがよくあります。
過剰な包装はゴミ処理の問題を引き起こします。
一方、もう一つの極端な例としては「簡素」または「侘寂」スタイルの包装があります。
茶葉はクラフト紙の袋に入れ、手書きの説明を毛筆で書き添えるだけのシンプルな包装です。
このようなエコな包装は、贈り物としてはあまり好まれません。
今から約10年前、私は日本を訪れ、ある百貨店の幹部と出会いました。
彼らは、商品内容と包装の体積が大きく異ならないように規定していました。
これは「過剰包装」に対する規制でした。
会社に戻った後、私たちは包装の体積を変更することを決定しました。
これにより、過度な無駄を避けるだけでなく、
商品が手に取った時に「しっかり」とした印象を与えることができます。
包装を変更した後、すぐに多くの顧客から苦情が寄せられました。
「包装が小さすぎて、贈り物としては豪華さが足りない」という意見でした。
多くの顧客を失いましたが、この考え方を支持する新たな顧客も獲得しました。
包装を減らすことは、単に体積を小さくすることではなく、より多くの「工夫」が必要です。
顧客に「コスト削減」のために変更したと感じさせるのではなく、
「思いやり」からこのような変更をしたと理解してもらうことが大切です。
茶葉市場においては、見た目が「美しい」包装は売れやすく、
「エコ」な包装は販売が難しいという現状があります。
「エコ」「美しさ」「販売力」のバランスを取ることが、
茶葉業界が常に努力し続けるべき目標です。
皆さんの参考になれば幸いです。
それでは、また次回お会いしましょう。
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