皆さん、こんにちは。
私はお茶好きのAndyです。
今日は「茶葉気象観測所」についてお話しします。
➤ 気象観測所とは?
気象観測所とは、機器を使って天候を観測するシステムです。
主に、風向き、降水量、気温、湿度、光量を監視します。
中央気象局の気象観測所は一般的に高価で、設備の密度が低い傾向にあります。
一方、農業用の小型気象観測所は、低コストで密度を高めることが可能で、
気候の検出精度を向上させます。
農業用小型気象観測所には、土壌の導電率を監視する機能が追加されることがよくあります。
➤ なぜ農業用マイクロ気象観測所を設置するのですか?
マイクロ気象を監視する目的は以下の通りです:
• 作物の収量を安定または向上させるため。
• 作物の品質を安定または向上させるため。
• 病害虫の発生確率を予測するため。
➤ 農業用マイクロ気象観測所を烏龍茶に活用する際の課題は?
烏龍茶の場合、収量の安定よりも品質の安定が重要です。
したがって、烏龍茶の品質をどう定義するかが鍵となります。
品質の良さが定義できない場合、
どの気象要素も良質と関連付けることができません。
緑茶や紅茶とは異なり、
これらは酸化なし、または完全酸化されたお茶です。
烏龍茶は部分酸化されたお茶であり、
「部分的」ということは不確定性を意味し、定義や再現が難しいです。
烏龍茶の品質は、天候と人の加工に依存しています。
加工や品質が記録・定義できない場合、
➤ どれだけ多くの気象データがあっても有効に活用するのは困難です。
農業用マイクロ気象観測所で病害虫を予測できますか?
予測は可能ですが、とても難しいです。
病害虫が予測できれば、農薬の使用量を減らすことができます。
しかし、課題は以下の二つです:
1. 地域ごとに病害虫が発生しやすい条件が異なること。
2. 病害虫の発生条件に関する完全なデータベースがまだないこと。
烏龍茶の場合、農業用マイクロ気象観測所を収量や品質向上に活用するのは難しいですが、
病害虫の予測に活用することが、より現実的な目標です。
例えば、2000坪(約6600平方メートル)の茶畑では、
500坪ごとに気象観測所を設置します。
特定の観測所が病害虫発生の警告を出した場合、
農家は少量の予防的農薬を散布します。
この方法の利点は以下の通りです:
• 農薬使用量の削減:従来は2000坪全体に農薬を散布していたが、500坪だけに限定される。
• 農家の健康改善:農薬暴露量が減少するため。
• 環境保護:農薬使用量の削減により、環境汚染が軽減される。
最終的な目標は「精密農業」です。
いつか、すべての茶樹が監視され、
茶樹が病気の兆候を示した場合、個別に薬剤を適用できる日が来ることを期待しています。
これは台湾茶業界の究極の目標です。
本日の共有はここまでです。
皆さんのお役に立てれば幸いです。
またお会いしましょう!
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