お茶の旅
2025.02.28

茶葉の保存ガイド:真空アルミ箔袋

茶葉の保存ガイド:真空アルミ箔袋

皆さん、こんにちは。

私はお茶が大好きなAndyです。

真空アルミ箔袋は、台湾茶を保存するための主要な容器の一つです。



なぜ真空アルミ箔袋を使うのか?


酸素、光、湿気は、茶葉の品質を劣化させる主な原因です。

真空アルミ箔袋を使用することで、光、湿気、酸素を効果的に遮断できます。



真空アルミ箔袋の種類


真空アルミ箔袋は、多層構造の包装材であり、異なる素材を組み合わせて作られています。

一般的な三層構造:

- 内側と外側はプラスチック

- 中間層がアルミ箔

このタイプは「純アルミ箔袋」と呼ばれます。

アルミ箔の厚さは7〜9 µmです。

また、「真空蒸着技術(Vacuum Metallization)」を使用したタイプもあります。

これは非常に薄いアルミ層を形成する技術で、実際のアルミ箔のごく一部の厚さ(数%~千分の一程度)しかありません。

- 内側と外側はプラスチック

- 中間層が蒸着アルミ

このタイプは「蒸着アルミ袋」と呼ばれ、アルミ層の厚さは約0.02~0.05 µmです。

さらに、「医薬品包装用アルミ箔」は厚さが60 µmに達することもあります。

食品業界では「酸化アルミニウム(Al₂O₃)」の袋も広く使用されています。

アルミ箔は含まれていませんが、酸素と湿気のバリア性に優れています。



簡単な見分け方

懐中電灯を袋に当ててみてください:

- 光が通る → 蒸着アルミ袋

- 光が通らない → 純アルミ箔袋



茶葉の保存に真空アルミ箔袋は必須?

必ずしも必要ではありません。

遮光性のある密閉容器があれば、または茶葉の発酵が十分で焙煎されていれば、

一般的な袋でも保存できます。



真空アルミ箔袋は厚いほど良い?


必ずしもそうではありません。

最適な袋を選ぶことが重要です。


アルミ箔が厚すぎると、保存能力の向上がコストに見合わず、無駄になる可能性があります。

また、厚すぎるアルミ箔は柔軟性が低く、破れやすくなります。



真空アルミ箔袋で茶葉を保存する際の注意点


- 開封時に脱酸素剤を取り除くこと。

- 茶葉を取り出した後は、袋内の空気をしっかり抜いて、クリップなどで密閉すること。



真空アルミ箔袋のデメリット


リサイクルできないのが最大の欠点です。



真空アルミ箔袋の種類比較

特性純アルミ箔袋蒸着アルミ袋(VMPET/VMOPP)酸化アルミニウム袋(Al₂O₃ 袋)
透明度 完全に不透明
金属光沢、不透明 透明で内容物が見える
酸素バリア性 非常に高い(100%遮断) 中程度  ★★★ 高い(アルミ箔に近い)
防湿性 非常に高い(完全防湿) 中程度(部分的に防湿) ★★★ 高い(アルミ箔に近い)
遮光性 100% 遮光★★ 中程度(部分的に遮光)★ 低い(透光性あり、改善可能)
耐折性 折り目がつきやすく、見た目に影響 コーティングが剥がれやすい✔ 優れており、剥がれにくい
耐熱性 高温対応可(121°Cの滅菌処理可能) 一般的(耐熱温度 約80~100°C) 高温対応可(121°Cの滅菌処理可能)
重量重い 軽い  軽い
印刷適性 印刷しにくい(ラミネート加工が必要) 良好(メタリック光沢効果あり) 透明で印刷可能
コスト 高い(アルミ含有量が多い)低コスト(アルミ含有量が少ない)★★★ 中程度(アルミ含有量が少ないが技術コストが高い)
短期保存向け
長期保存向け


この情報がお役に立てれば幸いです!
また次回お会いしましょう。

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